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Da Vittorio Saigon/Ho Chi Minh City

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イタリア料理
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今回のベトナム旅行における目玉イベント、それはDa Vittorio Saigonでのディナーです。Da Vittorioはイタリア・ミラノ近郊の町にあるミシュラン3つ星を獲得しているレストランです。創業当時、ミラノではそれほど魚介類を食べる文化が無かったそうですが、創業者のヴィットリオ氏は漁師と専属契約を結ぶことで新鮮な魚介を仕入れることで話題のレストランとなり、1978年にミシュラン1つ星を獲得。その後は子供達が跡を継ぎ2010年に3つ星を獲得、それ以来3つ星を維持し続けています。そんなDa Vittorioが2022年にホーチミンに支店をオープンしました。

ホーチミン1区の中心地にある「タイムズスクエア」内にあります。

入口はビルの1階にあり、ダイニングスペースは地下にあります。内装が金ぴかで派手派手ですが、カッコいい。

まずはイタリアのスパークリングで乾杯。カデルボスコ美味しいけど、これグラス1杯で約5,000円は高くね?

メニューは通常のコースと白トリュフのスペシャルコースがありましたが、今回は通常のコースとワインペアリングをオーダーしました。

アミューズはフィンガーフード。こちらはフォアグラとベリーのテリーヌ?的なものの周りをココナッツミルクで包んだもの。

これ何だっけ、忘れました。

何かの魚とレモンのタルト、高級なツナマヨの味がしました。

ワインはこちら。今回のペアリングはワインが5種類でしたが、結構気前よく注いでくれました。飲み干しちゃっても追加で注いでくれたりもします。

イタリア直送のラングスティーヌにガスパチョ、フェンネルのサラダ。ラングティーヌは生ですが、これが甘みが凄くてめちゃ美味い。

マグロをパスタ状に細長く切り、バーニャカウダソースと一緒にいただきます。パスタに見立てたマグロなんて初めて食べましたが、これがかなり美味しい。濃厚なソースと良く絡みます。これ家でも真似してみようかな。

余談ですが、週間マガジンで昔連載していた「中華一番」という漫画があるのですが、作中に牛肉を麺状にして食べるラーメン的な料理があり、それを思い出しました。

合わせるワインはこちら。

フォカッチャも美味しいですね。

これ何だっけな~、確かラングスティーヌとパパイヤの花・・・だった気がします。

このワイン、何だか糠漬けみたいな匂いがしてあんまり美味しくありませんでした。

バラマンディにココナッツミルクのソース、上にはキャビアと何か別の魚の卵(スモーキーな香りの飛びっ子的な)が乗っています。緑色のソースはルッコラのオイルです。う~んこれはちょっとイマイチ、ソースが温かいマヨネーズとココナッツミルクを混ぜたような味がします。

ジャガイモのエスプーマ、中には(多分ウズラの卵の)ポーチドエッグといくらが入っており、ここにスプーン山盛りのキャビアを乗せていただきます。

超濃厚で文句なく美味しいのですが、如何せん重い。かなり重く、この時点で結構お腹が膨れてしまいます。

コンロが運ばれてきました。お次は・・・

Da Vittorioのスペシャリテ「パッケリ・アッラ・ヴィットリオ」の登場です。大鍋ごとプレゼンテーションをしてもらい、最後の仕上げを目前で見ることが出来ます。

ここで驚いたのですが、登場したスーシェフがまさかの日本人の方でした。折角なのでスペシャリテについて色々教えていただいたのですが、まず使っているトマトは3種類とのこと。当然、ベトナムには存在しない品種なので、イタリアからわざわざ種を取り寄せ、レストランの近くの農場で育てて収穫しているそうです。近隣のレストランやホテルからも「使わせて欲しい」と依頼があるそうですが、絶対に分けませんとのこと。それら3種類のトマトにホールトマト缶を合わせて作られるのがパッケリ・アッラ・ヴィットリオのトマトソースだそうです。

ソースを拭うためにパンが登場、熱々で美味しい。

う~む、これは流石と言わざるを得ない美味しさですね。トマトしか使われていないはずなのに、クリーミーさを覚えるほどに滑らかな仕上がりのソースが素晴らしい。パッケリの歯ごたえも良いアクセントですね。因みに、以前来訪した別の日本人からは「パッケリが固すぎる」との意見があったそうです。

メインは魚でした。既にお腹一杯だから良いけど、メインが肉じゃないって珍しい気がしますね。銀鱈みたいな味の魚にシイタケの出汁が使われたソースなのですが、妙に甘くて正直イマイチでした。

デザートは控えめ。手に持っているのはカンノンチーニです。

ペアリング込みで約45,000円/人でした。うーん、これはどうなんだろうか。確かにミシュラン3つ星の味をこの値段でと考えると安いのかもしれませんが、満足度がそれほど高くないのは何なのだろうか。随所にアジアンテイストが散りばめられているのですが、これも個人的には不要ですね。わざわざここに食事に来る人はイタリア本店の味を求めていると思うのですが、どうなのでしょうね。

まあそうは言ってもサービスや雰囲気は問題無いですし、そもそもイタリアの本店に行ったことが無いので味についての説得力のある感想は書けませんね。いつかは本店に行ってみたいものです。

ご馳走様でした。

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