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アピシウス/日比谷

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フランス料理
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アピシウス。今年で創業40周年の老舗であり、日本最高峰のレストランにして生粋のグランメゾンです。以前からずっと行ってみたかった憧れのレストランでしたが、今回はクリスマスに予約を取ることが出来ました。やったぜ!

ペニンシュラ横の蚕糸会館の地下にレストランはあります。入店してからはウェイティングルームでしばし待つこと5分、名前を呼ばれてダイニングルームに移動します。うお~ここがアピシウスか、と言いたくなるような重厚な雰囲気。スタッフも皆バッチリと決まっており、慣れていないとちょっと居心地が悪いとすら思うかもしれません。

本日のコースはこちら。クリスマスシーズンはクリスマスコースのみの提供だそうです。

オリーブ美味すぎワロタ。人生で一番美味いオリーブかもしれん。

乾杯のシャンパンを終え、ワインリストからワインを選びます。ワイン多すぎワロタ。こんなん選べるわけも無く、ソムリエに好みを伝えて選んでもらいました。今夜はこちらのモンラッシェ1本で通すことに。因みに、このワイン激ウマでビビりました。

まずはアミューズ、根セロリのヴルーテと黒トリュフのサンドイッチです。ヴルーテが美味しいのは当然として、サンドイッチが滅茶苦茶美味い。塩味の効いた濃厚なバターとトリュフの蠱惑的な香りがたまらん。パンとトリュフを一緒に食べると、トリュフをしっかりと噛むことが出来るから香りが立つっていうのは美味しんぼで読んだやつだ!と一人心の中で興奮してました。

1皿目は魚介の冷製。右上の蕪のブランマンジェが濃厚で美味しいのですが、周りの魚介がメチャ美味い。確かクエ・ツブ貝・タラバガニ・カラスミだったと思うのですが、何なんでしょうねこの美味さは。今まで割と何度も美味しい魚介は食べてきたつもりなのですが。いやはや、料理は奥が深い。

2皿目は河豚のフリット。これも絶妙な火の通り加減で美味しいのですが、苺のソースは正直?でした。これはソース付けない方が美味しいと思います。

4品目は子豚のオーブン焼き。ソースが面白く、香茸という非常に独特な香りがするキノコとクローブやカルダモンなどのスパイスを合わせた香り高いソースです。子豚はオーブン焼きと書いてありますが、何となく低温調理をした後に皮目だけをオーブンで焼いたのかな?という雰囲気の食感です(違うと思うけど)ただ、皮がパリッとはしておらず、また意図的なのでしょうが料理自体の温度が温いのが気になりました。

メインは黒毛和牛のビトーク。ア・ラ・フィセルとは低温調理のことで、なるほど中心は生かと思う色ではありますが、しっかりと火が通っており肉汁がほとばしります。周りのコンソメも素晴らしい。ビトークはフランス風ハンバーグと紹介されることもありますが、ハンバーグをこれだけ上品に仕上げるのは流石はアピシウスということでしょう。

デザートのケーキはワゴンでの登場。種類が多すぎて覚えられませんでしたが、ここから好きなだけ好きな物を選んで取り分けて貰います。

どれも素晴らしく美味しい。これほどまでにデザートで満足感があるフレンチは初めてです。別皿でしたので写真を撮り忘れましたが、スペシャリテのタルトタタンは仄かに温かく素晴らしく美味しい。王道中の王道ケーキですが、こういう王道を直球で美味しく作れるのは流石は名店ということでしょう。

ミニャルディーズもこれまた素晴らしい。つーかここまでお茶菓子の種類があるレストランって他に存在するのか?

最後の最後まで大満足、お腹一杯です。

お会計は2人で約13万円でした。インターネットの海を彷徨ったところ、アピシウスのクリスマスディナーの料金が載っているページがありませんでしたのであえて書きますが、39,800円/人(税込み・サービス料12%別)でした。アピシウスはワインが安い、という話を聞いたことがあるのですが、確かにお店の格からするとワインの値付けはお値打ちかもしれませんね。

他方、やはりクリスマスディナーということもあるし、自分の中でハードルを上げ過ぎたということもあるとは思うのですが、料理に関しては正直思ったほどの感動はありませんでした。特に河豚と豚。いや、どれも素晴らしく美味しいんです。サービスも雰囲気も素晴らしくて、ここ以上のグランメゾンには行ったこともありません。クラシックなフレンチも大好きです。ただ、今回は世の中の方々に何故これほどまでにアピシウスが愛されるのか、というのがまだ理解しきることが出来なかったということです。常連の方と一緒に行けたりすると、また違ったのかもしれませんね。

色々と書きましたが、またいつか必ず行ってみたいレストランです。次回はクリスマスシーズンは外して、通常のコースを頼んでみたいですね。

ご馳走様でした。

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