皆さんは「日本外国特派員協会(FCCJ)」をご存じでしょうか。東京は丸の内、二重橋ビルにある会員制のクラブで、ジャーナリストや外国報道機関の特派員の為に運営されています。テレビで報道されている記者会見の多くがこのクラブで行われている他、パーティーやイベント等といった社交の場でも使われています。基本的に会員資格を有する又は有する人との同伴でしか入ることが出来ない場所です。
何でそんな話から始まったかというと、先日このFCCJの中にある寿司屋に行ってきたからです。持つべきものはマスコミの友人ですね。
「MASUKOMI SUSHI BAR」というドが付く程の直球な店名に笑いを禁じ得ません。
「SUSHI BAR」なんて言うから、てっきりクールで洋風なイメージの店内かと思いきや、割と普通のお寿司屋さん的な雰囲気でした。
「今日は蟹を予約してあるんだよね。久しぶりに奢るから、遠慮せずに食べてよ」と嫌味なくサラっと言う友人。お言葉に甘えさせていただきやす!
ズワイガニの刺身からスタート。このズワイガニ、泣く子も黙る越前ガニです。越前ガニは福井県の漁港で水揚げされるオスのズワイガニのことで、数あるズワイガニの中でもトップオブトップの最高級ブランドガニです。その証拠は写真手前のタグであり、全ての越前ガニは1杯毎にタグで管理をされています。私は定期的に豊洲市場で買い物をするのが趣味ですが、市場であっても越前ガニは目ん玉が飛び出る値段であり、今宵は1人につき1杯の越前ガニをオーダー済みとのこと。イケメンを通り越して怖いです。
蟹は捌いた後に冷水に通すことでまるで花が咲いたかのようになっており美しいですね。蕩けるような身は甘みの塊であり、食べたこちらが蕩けてしまう。
ぐおおおおお何という破壊力の光景。刺身で食べなかった半身と胴体の身を全て使ったミソ焼き。恐ろしいかな、これで1人前です。これ1つで常人4名が満足できるのではないかという程の量とコクであり、これだけあれば日本酒1升飲めるんじゃね?と思いつつ食べていたところ、女将さんから
「残していただければ、軍艦にすることも出来ますよ?」との提案。「是非お願いします!」と即答。音を置き去りにしました。
勝った!!!「あの日何食べたっけ?」完!!!!
説明要らないよね?不味い訳ないですから。
甲羅酒でフィニッシュ!くぅ~最高でした!これにて終わり・・・
じゃなくて、ここからはアラカルトでのオーダーです。白子はトロトロ且つ鮮度抜群。
氷見のブリを刺身で。腹身はタンパク質よりも脂質の方が多いのでないかと思うほどの油であり、ちょっとtoo muchでした。
ヤリイカもお刺身です。美味しいけど、イカはやっぱりアオリイカの方が好きかな。
お寿司達もバンバンとオーダーしていきます。どれもネタのクオリティが高く美味しいですが、シャリがちょっと弱いかな?まあここは好みでしょう。
後で知ったのですが、こちらの店は「ありそ鮨し」という福井県出身の寿司屋が運営しているのですね。

通常はFCCJ会員と同伴で無いと入れない寿司屋ですが、どうやら期間限定?で非会員でも食事を楽しむことが出来るらしいので、気になる方は是非調べてみてください。
ご馳走様でした。
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