ご存じの通りオーストラリアは畜産大国であり、日本が最も牛肉を輸入している国もオーストラリアです。因みに、意外だったのはオーストラリアにとっても最大の牛肉輸出国が日本ということでした。アメリカ牛は穀物を食べさて育てるのに対し、オーストラリアは牧草を食べさせて飼育をします。牧草で育てられた牛はグラスフェッド・ビーフと呼ばれて人気がありますが、牧草を消化するための酵素が肉に残るため穀物飼育と比べると臭いが気になることがあります。個人的にはも、日本で食べる際はアメリカ牛の方が美味しいと感じていたのですが、折角オーストラリアに来たので本場のステーキを食べてきました。
今回訪問したRailway Club Hotel SteakhouseはTripAdviserのメルボルン・ステーキ部門で2位とかなりの高評価。場所はダウンタウンから少し離れているので、Uberで来るのが良いと思います。
入口にはカットしたステーキが山積みです。ここのステーキは近年流行りのドライエイジングではなく、フレッシュな肉をいただくことが出来ます。
メニューはステーキを中心に色々とあるのですが、今回は真っ向勝負ということでBASS STRAIT BEEFのEYE FILLET 220gとGIPPSLAND PURE BLACK WAGYU のPORTERHOUSE 250gをオーダーしました。WAGYUと書いていますがオーストラリア産です。和牛の定義は日本の在来牛と日本国外の牛を交雑した品種であり、今では世界中でWAGYUは育てられています。また、肉の横のMBというのはMarblingのことであり、数字が大きいほど脂が乗っています。
パンがめちゃんこ美味しい。バター塗る必要が無いくらい味がしっかりしています。
ワインはグラスの種類が多いのも嬉しいですね。
サラダはGarden Saladのスモールサイズ。ビネガーとオイルのシンプルな味付けですが、ステーキと食べるならこの位がベスト。量も2人ならスモールサイズで十分です。
付け合わせに頼んだブロッコリーが地味に、いやかなり美味しい。茹で加減が絶妙で、ポリポリとした歯ごたえが良く野菜の味も濃いです。
そして登場、BASS STRAIT BEEFのEYE FILLET 220gです。ソースはマッシュルームソースをチョイスしました。
こちらはGIPPSLAND PURE BLACK WAGYU のPORTERHOUSE 250g、ソースはガーリックバターです。
ステーキと同時にホースラディッシュやマスタードを持ってきてくれます。結果論ですが、これがあるならもはやソースは不要だとも感じました。
そして肝心の肉ですが、これは人生のThe Best of ステーキといっても過言ではありませんでした。まずはBASS STRAIT BEEFのEYE FILLETですが、国産牛の様にサシは入っていないので赤身肉の旨味を存分に味わうことが出来ます。蕩けるような柔らかさ、という訳ではなく、しっかりとしつつも柔らかい、という表現になるのでしょうか。次にGIPPSLAND PURE BLACK WAGYU のPORTERHOUSE 250gですが、こちらはEYE FILLETと比べるとサシが入っているので脂の旨味を感じつつ、しっかりとした噛み応えで肉を食ってるぞ!という感覚です。思い出すとまた食べたくなってきた。
人生で一番美味しいステーキでした。メルボルンに来たら絶対食べるべきだと思います。店の雰囲気も高級レストランというよりも美味いステーキハウスという感じでワイワイガヤガヤと楽しい雰囲気でした。こういうレストランは良いですよね。
会計はビール2杯とワインをグラス4杯飲んでAUD188、これはお値打ちスギィ!
メルボルンに来た際は是非!超おススメです!
ご馳走様でした。
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