インドネシアの家には日本のキッチンにあるような魚焼きグリルはありません。必然的に家では焼き魚を食べることが難しくなります。そもそも焼き魚向けの魚とかスーパーで売ってないですしね。それでも家で焼き魚が食べたい!という方もいると思うので、私が普段フライパンで作る焼き魚を紹介します。このやり方はフライパンとコンロがあれば出来る上に、個人的には魚焼きグリルで焼くよりも美味しく仕上げることが出来ます。まあぶっちゃけポワレなんですけどね。
材料は皮付きサーモンです。皮付きサーモンはインドネシアのスーパーでも比較的よく見かけるので、大きめのブロックで買ってきて小分けに冷凍して保存しています。
サーモンが溶けたら、軽く塩をしてキッチンペーパーで包み30分程脱水しておきましょう。
フライパンを火にかけ、少し温まった状態でサーモンを皮目を下にしてフライパンに乗せます。サーモンは焼くと油が出てくるのでサラダオイル等は不要ですが、張り付くのが怖い方は少量の脂を敷いておきましょう。サーモンを乗せたら、手で全体を押し付けます。
フライパンが熱くなってきたら手では辛いので、ヘラなどで押さえましょう。注意点はあまり火を強くし過ぎないことです。急激に火が入ると皮が一気に縮んでしまうので、ここは焦らずゆっくりと火を入れましょう。腹側は身が薄くなっており皮をフライパンに押し付け辛いので注意。
この位まで皮が焼ければ一旦ひっくり返しましょう。この時点で焼きだしてから約10分、身は半分程まで火が通りだしています。余計な脂は都度キッチンペーパーで拭いておきましょう。
横も焼き目を付けるのを忘れずに。皮目をじっくりと焼いておけば身にも大分火が通っているので、身側を焼く行程は強火で大丈夫です。
全体にしっかりと焼き目がついたら、再度皮を焼きます。ここまで来たら火は弱火にして焦げないようにじっくりと火を通します。
皮下脂肪が完全に溶け、溶けだした油で皮が揚がる様になったら完成です。
ここまでしっかり焼くと、皮は時間が経ってもパリパリ感が無くなりません。パリパリを通り越してサクサクになります。イメージはサーモン自体の脂で皮を揚げて、1つ1つの細胞を破裂させるような感じです。難点は超時間がかかることですね、これ1つ焼き上げるのに20分以上かかりました。
是非お試しあれ。
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